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教室だより
GCOE参加記

私は副腎腺腫のRFA治療の適応を考えるにあたり副腎腺腫の周囲との解剖学的位置関係を調査した結果を口頭発表してきました。
英語での発表は初めてで、締切が迫る中での抄録作成、引き続いてのペーパー作成、スライド作成、英語での発表練習など常に時間に追われながらの慣れない作業で、一体発表までに間に合わせることができるのだろうかと不安でしたが、先生方のご指導のお蔭でなんとか、仕上げることができました。
このワークショップには東北大学、シンガポール大学で医工学を学ぶ学生が参加していますが、多くは工学系の分野の方達で、普段あまり触れることのない分野の発表を聞き、各分野で精力的に研究を行っている方達と交流を持つことができました。医学系の学生、工学系の学生双方にとってこのようなワークショップは普段なかなか知ることのないお互いの考え、取り組んでいる研究などを知る、とても良い機会だと思います。このような機会を継続的に作っていくことで技術開発の現場と医療現場とのギャップが埋められ、医工連携が推進されるのではと感じました。
木下 知 |
2013.3.6-3.13 ECR報告
2013 ECRに参加して2013年3月7日から11日にオーストリア ウィーンで行われたECR(欧州放射線学会)に参加させていただいたので報告いたします。
ウィーンは歴史的建造物が大切に保存された美しい街です。会場のオーストリアセンターはウィーン中心部から地下鉄でドナウ川をわたった国連都市の中にあります。学会の規模としては日本医学放射線学会と同じ程度と思います。ヨーロッパはもちろん、日本、韓国、中国などアジアからの発表が多かったのが印象的でした。
胸部、骨軟部領域を中心にscientific presentationや教育講演に参加してきました。呼吸器MRIのセッションでは、非造影で肺塞栓の診断が可能であるという発表やMRIでcystic fibrosisの経過観察ができるなどの発表があり、CT検査の代わりになるレベルになってきているようです。妊婦や若年者に対しての被曝への意識の高さが感じられました。
国際学会の参加は今回が初めてでしたが大変有意義な時間を過ごせました。このような機会を与えていただきました高橋教授、高瀬准教授に御礼を申し上げます。
佐藤 嘉尚 |

この度、ウィーンで開催されたECR 2013に参加して参りました。このような機会を与えて下さいました高橋昭喜先生、高瀬圭先生をはじめ医局の先生方、そして旅行の準備で大変お世話になりました秘書さん方に心より感謝を申し上げるとともに、簡単ではありますが学会のご報告をさせていただきたいと思います。
ECRは、RSNAに比較して規模は小さい学会ですが、世界各国から様々な分野でたくさんの演題が出されていました。各分野別の教育講演やRefresher Courseでは、基本的な内容やReviewが多く、知識を整理するには非常によい機会でありました。また、Scientific Sessionsでは、ESER (European Society of Emergency Radiology) が近年創設されたことから、救急関連の演題も豊富であり、それらを中心に受講してきました。JRSやIVR総会で取り上げられるテーマはもちろんですが、ICUやER、超音波に関した演題はこちらがより多い印象で、内容だけでなく背景やスタディのデザインも勉強になりました。Image interpretation quizでは、若手向けということもあり、難易度は比較的低目と思われましたが、おそらく同年代と思われる各国代表の放射線科医が大会場、大観衆の中で堂々と回答しており、非常に刺激になりました。
最後に、初めての国際学会ということもあり英語の重要性を肌で感じました。リスニング力不足は、画像・スライドを見ていればなんとかカバーできるのは放射線診断科のよいところだと思いますが、質疑応答は聞き取れない点も多く、改めて国際言語習得の重要性を学びました。
オーストリアは大変治安がよく、居心地のよい街でありました。演題も出していないような私が幸運にも参加させていただいた訳ですが、今後このような大きな舞台に演題を引き下げて立てるように、より一層の研鑽を積んで参りたいと思います。
長谷川 哲也 |
第42回日本IVR学会総会が開催されました。
平成25年5月16日(木)~18日(土)に、軽井沢でIVR(インターベンションラジオロジー)学会が開催され、当科より高瀬先生、田村先生、清治先生、長谷川先生が、救急医学分野からは久志本先生が出席されました。
学会日時:H25.5.16(木)~18(土)
学会名: 第42回日本IVR学会総会
会場: 軽井沢プリンスホテル
【一般演題(口演):17.画像支援(1)】
○座長: 高瀬 圭 先生
【一般演題(口演):24.塞栓術(2)】
○演者: 田村 亮 先生
演題: 『肝動脈塞栓術により救命しえた肝被膜下血腫を来したHELLP症候群の1例』

【ランチョンセミナー10】
○演者: 救急医学分野 久志本 茂樹 教授
演題: 『IVRとdamage controlは重傷外傷治療の両輪である』
【シンポジウム6:外傷のIVRを考える】
○演者: 佐藤 武揚 先生
演題:『高度救命救急センターにおける緊急IVR症例から考える処置中のリスクマネジメント』

【一般演題(口演):41.エンドリーク(2)】
○演者: 高瀬 圭 先生
演題: 『コイル塞栓にて治療した大動脈人工血管置換術後吻合部リークの1例』

【一般演題(ポスター):10.泌尿器系】
○発表者: 長谷川 哲也 先生
演題: 『治療に難渋した腎動脈線維筋性異形性の一例』

東北大学REDEEMプロジェクト東京出張講義が行われました。

(REDEEMの詳細はこちらをご覧下さい。http://www.redeem.jp/aisatsu.html)
日時: H25.5.11(土)
場所: 東京堂ホール(東京都千代田区神田神保町1-17)

第86回日本内分泌学会学術総会
学会日時: H25.4.25(木)~27(土)学会名: 第86回日本内分泌学会学術総会
会場: 仙台国際センター
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【シンポジウム8】
○座長: 高瀬 圭 先生
○演者: 清治 和将 先生 他
演題: 『画像診断でどこまで判るのか?』
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【クリニカルアワー10】
○演者: 高瀬 圭先生 他
演題: 『原発性アルドステロン症の画像診断と副腎静脈サンプリング』

東北大でのDiscussion
内分泌学会の開催に伴い来日された海外の先生方と東北大でセッションが行われました。Dr.Martin Reincke, Dr.William Francis Young をお迎えして。
日時:H25.4.25(木)
場所:地下MRカンファレンスルームにて


2013年4月20日-26日に、アメリカのSalt Lake Cityで開催された国際磁気共鳴医学会 (International Society for Magnetic Resonance in Medicine, ISMRM)に参加しました。
2013年4月20日-26日に、アメリカのSalt Lake Cityで開催された国際磁気共鳴医学会 (InternationalSociety for Magnetic Resonance in Medicine, ISMRM)に参加しました。
過去にも何度か参加したことはあるのですが、今回は初めて、学会最初の2日間で行われる教育セッションにも参加しました。2日目の心血管MRIの講義は、8:00-18:00のセッションで終日参加しました。hardware,softwareの最新情報の紹介から、実践的なシークエンスの使い分け、MRIを用いた大規模研究の話など、包括的な内容で非常に勉強になりました。
3日目からのScientific Sessionでは、多くの新しい撮像技術が発表されており、試したくなるようなシークエンスもありました。

写真は、最終日の朝に登った、町のはずれにあるEnsign Peakからの眺めです。遠くに見えるのがGreat Salt Lakeです。
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Hideki Ota.