東北大学病院 放射線診断科

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教室だより

2012年11月25日~11月30日 シカゴでRSNA-北米放射線学会が開催されました。

当科からはScientific Papers 2題、Education Exhibits 3題を発表し、そのうち3題が受賞しました。

高瀬圭
“What Radiologists Should Know and Do for Adrenal Hypertension ? Disease Concept, Diagnostic Imaging, Venous Sampling, and Interventional Radiological Treatment”
Certificate of Merit award を受賞し、Radiographicsに推薦されました。

高浪健太郎
“Review of Thoracic Duct Imaging by Conventional and New Modalities”
Cum Laude award を受賞しました。

常陸真
“SAPHO syndrome: The Characteristic Features of Spondyloarthropathy on Plain Radiograph”

佐谷望
”Superselective Adrenal Venous Sampling to Distinguish Bilateral Aldosterone Producing Adenoma from Idiopathic Adrenal Hyperplasia”

MATA MBEMBA DADDY
“Early CT Findings to Predict Death at Hospital Discharge in Traumatic Brain Injury: Marshall versus Rotterdam CT Scoring Systems”
Trainee Research Prizes を受賞しました。

*関連リンク
http://www.med.tohoku.ac.jp/index.php/article/show/id/1736
受賞時の写真
http://www.med.tohoku.ac.jp/uploads/121212152350_Dr.MATA.photo121127.jpg

第二回仙台画像診断学術講演会が行われました

平成24年11月19日(月)東北大学大学院 臨床講義棟第1・2ゼミナール室にて第二回仙台画像診断学術講演会が行われました。
聖路加国際病院放射線科の野崎太希先生にお越し頂き、特別講演をして頂きました。
演題:「血管腫・血管奇形の画像診断-ISSVA分類の基本~症候群まで-」

学会報告 ポルトガル~オランダ編

ポルトガルのリスボンで開かれた、ヨーロッパIVR学会(CIRSE) 2012と、オランダのユトレヒトで開かれた Magnetic Resonance Angiography 24th Annual International Conference (MRA Club 2012)に参加してきました。
リスボンは非常に温暖な気候で、比較的食事も日本人には合うようです。学会は、RSNAやECRと比較すると遙かに規模は小さいですが、教育講演、シンポジウムが中心で、ヨーロッパで行われているIVRの現状について学ぶことができました。
写真は学会場の建物と、参加した renal denervation の work shopの風景です。


リスボンには3日間だけ滞在し、その後ユトレヒトに向かいました。オランダはポルトガルと比べるとぐっと涼しくなり、気温は10度以上の違いでした。MRA clubは、少々コアな会ですが、MRAについて第一線の研究をしている、論文によく出てくる有名人たちが一堂に会します。私は、研究テーマの一つである頚動脈プラークイメージングに関連して、一般演題の発表をしてきました。この会は、正式プログラムの中に、social eventが含まれており、文字通り朝から晩(ディナー)まで学会のスケジュールがぎっしりとつめこまれています。写真は、ユトレヒト郊外にあるデ・ハール城の写真です。ここで学会2日目のディナーを楽しみました。それほど大きくない学会なので、海外の研究者たちともそれとなく知り合いになりやすいのが、この会のいいところです。

2カ所の海外学会に一度に参加するのは初めてで、日程も過密でしたが充実した1週間でした。
大田英揮

ミッドサマーセミナー紀行

 神戸で毎年行われるミッドサマーセミナーに参加してきました。(7月21日-22日)今回からは会場が1つ増えて3会場になり、どのセッションを聞くか迷いましたが、どの講演もためになるものばかりでした。明日からの診療に生かしていきたいと思います。  及川

大田英揮助教が、札幌で行われた勉強会に参加し講演致しました。

 7月18日、札幌白石脳神経外科病院における第4回画像処理勉強会にて、「ここまでわかる頸動脈プラークMRI」という内容の講演をしてきました。院内のみならず、札幌市外からも参加者がおり、会は盛況でした。

第126回 日本医学放射線学会 北日本地方会が北海道で行われました。

 北海道大学第126回を迎える「日本医学放射線学会 北日本地方会」ですが、今年は壮美な北海道大学で行われました。(2012.6.29-6.30)
ポプラ並木広い敷地内には、ポプラ並木が続いており心地よい風が吹いていました。

6月30日には、北海道大学核医学科(玉木長良教授)の主幹で、
「第71回 日本核医学会 北日本地方会」 「第27回 日本核医学会 北海道地方会」 「第4回 日本核医学会技術学会 北海道地方会」 が行われました。
6月30日午後には初めての試みとして、「第1回北日本セミナー(第1回北日本臨床研修医・医学生のための放射線セミナー)」が東北大学主催で行われました。
さらに、7月1日には、放射線科専門医会・医会の主催で「専門医会セミナー(第8回前期臨床研修医のための画像診断セミナー)」が北日本地区で初開催されました。


当科からの発表者は、以下の通りです。

日本医学放射線学会 北日本地方会-6月29日(金)~30日(土)
(1日目) 冨永循哉(助教) 「確定診断に外科的肺生検が必要とされた IPF/UIP 症例95例の
 胸部画像専門放射線科医と呼吸器内科医による再検討」
高木英誠(研修医) 「術前 CT で診断し得た大網裂孔ヘルニアの一例」
佐藤志帆(研修医) 「中手骨に発生した骨肉腫の1例」
(2日目) 麦倉俊司(講師)  「モヤモヤ病における MRI による前方・後方循環病期分類」
村田隆紀(助教) 「緑内障患者における視神経・視放線の拡散テンソル解析の試み」
李 麗(研究生) 「頭蓋内胚細胞性腫瘍長期生存例の
 T2 *強調像MRI所見:全脳照射 VS 全脳室照射」
核医学会-6月30日(土)
荒井晃(研修医) 「[11C]BF-227 を用いた Amyloid PET における
統計学的画像解析: 3D-SSP法 と eZIS法 との比較」

土曜日:「第1回北日本臨床研修医・医学生のための放射線セミナー」プログラムはこちらから
北日本10大学にて応募し選抜された34名の医学生、研修医の方が参加し、重鎮の先生も見守る中放射線治療、核医学、診断学、IVRの基本、若手放射線科医による放射線科医の日常、女性放射線科医について等のセミナーを聴講しました。アンサーパッドを用いたcase based studyではクイズ形式で進行するIVRの症例検討が熱心に繰り広げられました。セミナー終了後は広大な北海道大学キャンパス内にある「えんれいそう」にて懇親会が行われ、各大学の医局紹介スライドにて放射線科医の生活が紹介される中で研修医・医学生と放射線科医との交流が行われました。

日曜日:「第8回前期臨床研修医のための画像診断セミナー」
日本放射線科専門医会・医会の主催で今年から北日本会場にて「第8回前期臨床研修医のための画像診断セミナー」が行われました。
69名の参加者があり、胸部、腹部、神経、救急、IVR、核医学、の教育講演と若手放射線科医の語る放射線科医生活の紹介が行われました。

6月18日-24日 ルーマニア放射線学会のサマースクールにて高瀬圭准教授が教育講演を行いました。

6月18-24日にルーマニア、黒海沿岸のコンスタンツアにて行われたルーマニア放射線学会のサマースクールに、聖路加国際病院放射線科、植田琢也医師、元国立循環器病センター放射線診療部部長、高宮誠医師と共に参加し、教育講演を行いました。

ルーマニア放射線学会のDiplomaをいただき、ブカレスト、ブラショフの放射線科見学も行いました。

ルーマニア料理も堪能いたしました。

「第41回日本IVR学会総会にて」5.30-6.2

2012/5.30-6.2神戸で行われた第41回日本IVR学会総会にて、高瀬准教授と清治先生で副腎静脈サンプリングの技術教育セミナーとハンズオンワークショップを行いました。
講演は立ち見まで出る盛況で、その後のハンズオンも熱心に行われ、この手技に対する全国的な関心の高まりを感じました。東北大学流体科学研究所、太田信研究室大学院の星野佑輔氏の作成した静脈モデルも関心を引いておりました。

「第16回独放射線医学交流計画ワークショップ in ミュンスター」

 「第16回独放射線医学交流計画ワークショップ-高瀬圭」
高瀬准教授がドイツ-ミュンスターで行われた「第16回独放射線医学交流計画ワークショップ」(2010.5.25-28)にて発表しました。
演題”Superselective adrenal venous sampling for the management of primary aldosteronism”
この時期ドイツでは旬のホワイトアスパラを食してきました。(高瀬)
~「春を告げる野菜」として親しまれている白アスパラガスは、ドイツ語で「シュパーゲル」と呼ばれ、サラダはもちろんのこと、レストランでは特別メニューが用意されるそうです。
高瀬准教授は、ドイツ、ベルリンのフンボルト大学シャリテ病院( Charite Universitatsmedizin Berlin)に留学経歴があり、シュパーゲルの季節には毎日のように食べていたようです。(詳しくは留学報告のベルリン頼りを御覧下さい。)
 「第16回独放射線医学交流計画ワークショップ-金田朋洋」
第16回日独放射線医学交流計画ワークショップに、山田章吾名誉教授、高瀬准教授、武田准教授(保健学科)らと参加してきました。
今回はドイツの北西部に位置するミュンスターという閑静な街での開催でした。私は初めてのドイツでしたが、ドイツ留学経験のある両准教授のお陰で楽しい出張となりました。さて私の発表内容ですが、”Preclinical Studies / Translational Research at Tohoku University, especially for molecular imaging using Positron Emission
Tomography."というタイトルで、東北大オリジナルのPETトレーサーを用いた癌低酸素細胞イメージングやアルツハイマー病イメージングの研究成果を報告してきました。東北大学のPETトレーサー開発技術は世界的にも大変優れており、これまでにも数多くの新規トレーサーを開発してきています。つい最近もアルツハイマー病の原因の一つとされるTau蛋白のイメージングに成功し、GEヘルスケアと東北大学TRセンターの工藤教授らのグループとの共同研究が締結されました。早期の臨床応用が望まれます。

International congress of endocrinology(国際内分泌学会)に参加しました

 2012/5.5-5.9 イタリア・フィレンツエにて行われたInternational congress of endocrinology(国際内分泌学会)に東北大学腎高血圧内分泌内科、東北公済病院内科の先生方と共に参加し、"Superselective adrenal venous sampling for intra-adrenal localization of aldosterone hypersecretion".の演題で高瀬准教授がポスター発表を行いました。



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