東北大学病院 放射線診断科

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大学院進学のすすめ

東北大学大学院 医学研究科 放射線診断学分野

 放射線診断学分野では、各臓器の臨床放射線診断に即した研究は基より、画像診断、IVRに関する動物実験など、各人の興味に応じて非常に幅広い研究テーマを選択可能です。さらに東北大学大学院では、医工学系の研究が盛んであることや、医学部に充実した動物実験施設が併設されていること、臨床研究推進センターの研究サポートが得られることなど、東北大学ならではの環境を生かした研究ができます。
 画像診断機器は日進月歩で、次々に新しい機械や撮影法が開発されています。そのため、画像診断学や IVR技術の進歩もめざましいものがあります。これらの新しい技術を日々の臨床に活かすためには、その道標となる研究活動が欠かせません。当科でも日常臨床の合間を縫って、多くの医局員が臨床研究や実験的研究を行っています。最近は放射線科の top journal である Radiologyなどに受理される論文が続き、このことが良い刺激になってさらに医局員の研究に対する意欲も高まり、医局内にとても良い雰囲気が醸成されつつあるように思います。
 研究活動に興味のある方はぜひ大学院進学をお勧めします。詳しく話を聞いてみたい方は、下記のリンクから担当者までご連絡下さい。
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近年の学位論文テーマ
研究業績

現役医局員からのコメント

 自分は医師4年目に大学院へ入学しました。大学院に入学する動機は、近い年代の先輩医師の多くが大学院入学していたこと、漠然と将来的に留学したいという希望があったこと、新規医療機器の研究開発に興味があったこと、などで、特に入学時に明確な研究テーマの希望があったわけではありませんでした。
 入学後は、医工学分野の研究室に通って超音波工学やバイオデザイン学を学び、研究室の紹介もあって短期間ですが留学もさせていただきました。
 学位研究自体は、様々な分野、領域の研究に手を出した後、大学院2年目後半にテーマが固まりました。3年目で基礎論文の執筆、投稿を行い、4年目に学位審査に通過し、卒業しました。
 大学院入学のメリットは、入学前のキャリアや研究領域によっても異なり一概には言いにくいですが、自分としては、・英語論文を批判的に吟味し、実臨床に生かすEBMの実践能力が得られたこと、・研究を通じて仕事のマネージメント能力が向上したこと、などを感じています。もちろん、これらは大学院入学しなくても得られる能力ですので、もともとの自分の能力が未熟なだけであったのかもしれません。医師としてのキャリア形成の中で、大学院に入る・入らないは比較的大きな分岐点ですが、少なくとも自分は今現在においては、入学して良かったと感じています。 (S.Y)

こちらもぜひ参考にしてみて下さい ―研修生活の実態
大学院入学案内

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