東北大学病院 放射線診断科

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教室だより

8月25日に、宮城県歯科医師会にて、東北大学病院医学講座を行いました。

高瀬圭教授、麦倉俊司准教授、冨永循哉講師、村田隆紀助教、高浪健太郎助教が
講演しました。

King's College London, PET Imaging CentreのAlexander Hammers教授に、てんかんPETに関するご講演を賜りました。

PET-MRI一体型装置による同時収集や新規PETトレーサーに関する貴重な臨床データをご紹介していただきました。
記:高浪

7月30日~31日にオープンキャンパスが開催されました。

7月30日~31日にオープンキャンパスが開催されました。今年度、放射線診断科では
医学科案内ツアー特別企画「ラジエーションハウスへようこそ」を行いました。



第33回日本腹部放射線学会参加記

山口県下関市で行われました日本腹部放射線学会(2019.06.28-29)に参加してきました。
腹部骨盤部領域を網羅する学会で、放射線科医からの発表を受け、病理医からは最近の話題も含めてコメントがあり、熱いディスカッションが繰り広げられる魅力的な学会です。
今回開催から「大会会長公募症例」という企画が始まりました。消化器領域と泌尿生殖器領域の特定の疾患を全国公募し、多数例にて臨床・画像・病理の観点から検討を行うシンポジウムです。今回はGCSF産生の消化器癌とFemale adnexal tumor of probable Wolffian originが対象症例でした。後者は自分も経験したことがある疾患でしたが、良性と悪性、それぞれの経過をたどった症例をまとめて複数見ることで、疾患の特徴やVariationについて理解が深まりました。
また、私自身は膀胱腫瘍についてのポスター発表をしました。いつもどおりコチコチに緊張しましたが、他施設の放射線診断医・病理診断医の先生方からのコメントをいただき、発表内の疑問点の解決に近づけました。
希少疾患やよくある疾患の非典型例の症例報告のほかに、総説・教育的な発表もあり、明日出会うかもしれない疾患・病態を学べるとてもよい機会となりました。

影山咲子

越智純子先生の論文

「Validating an Empirical Mathematical Model for Dynamic
Contrast-enhanced MR Imaging of Hand and Wrist Synovitis in Rheumatoid Arthritis: Correlation of Model Parameters with Clinical Disease Activity.」がMagnetic Resonance in Medical Sciencesに掲載されました。
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/31292313

5月22日・28日に肉眼解剖学講義が行われました。

当科では、肉眼解剖学の中の画像解剖学を担当しています。


高瀬 圭

水曜日朝の救急科、放射線診断科カンファレンス

症例を救急医がプレゼンし、画像所見を放射線診断医がコメントしてディスカッションします。
救急救命センターの若手医師も増えて活気があります。
今回は副腎外傷についてでした。
(記:高瀬)

日本医学放射線学会総会に参加して(高次修練学生より)

先日横浜で開催された「日本医学放射線学会総会」に、現在放射線診断科で実習中の高次修練の学生さん達も参加しました。


〈感想〉
相馬さん
  学会では臨床の現場において、専門医の先生方がどのような点に目を向け、どのような問題意識を持って臨床に従事されているのかを学び、感じるきっかけとなりました。今後の私の臨床家としての糧とさせて頂きます。貴重な機会を頂きありがとうございました。

森田さん
 放射線診断科での病院実習の一環として、日本医学放射線学会に参加しました。教育講演から研究発表にいたるまでの様々な発表や、最先端機器の展示などがございました。やはり、いずれの講演においても、機器展示においても、全国の先生方および企業様は人工知能を如何に臨床につなげていくかということに重きを置いて議論されていました。これからの時代を生きるためには医師に何が必要なのかを考えずにはいられない貴重な経験となりました。ありがとうございました。

上野さん
 脊髄の画像で結核などの感染症が腫瘍に見えることがあるなど、教科書的な画像だけではなく臨床で目にしうる画像をほんの少しだけですが見ることができたことは将来活きてくると思います。
今話題となっているAIの深層学習についての講演も聴くことができ、AIの現状や展望を知ることができました。また、症状やラボデータ、画像だけで癌の組織型は何かまで鑑別できる放射線科医が多く、やはり“全身を診る科”だと強く感じました。画像を撮る機会が増えてくる今後において何が重要であるかを知る貴重な機会をありがとうございました。

第78回日本医学放射線学会総会参加記とCypos賞受賞

横浜パシフィコで行われました日本医学放射線学会総会(2019.04.11-14)に参加してきました。
当科からは,
清治和将先生が教育講演として“静脈サンプリングについて”
高浪健太郎先生が“血管病変におけるFDG PETの臨床的役割”
北見昌広先生が教育講演として“中枢神経所見(+α)から迫る全身性疾患”
大田英揮先生がJRS特別企画男女参画として“画像診断レポートをいかに伝えるべきか”
影山咲子先生が“子宮類内膜癌の妊孕性温存療法適応症例分別に有効なADCパラメータの検証”
任海楠先生が“限局性自己免疫性膵炎と通常型膵癌の鑑別におけるADC parameterの有用性”
森菜緒子“IVIMによる乳癌の定量と病理組織学的微細構造パラメータとの相関について”
の演題の発表が行われました。

Cyposでは私の発表がブロンズメダルを受賞することができました。
合同シンポジウム“Value-based imaging: AI時代を見据えて,画像診断の価値を考える”では医師のみならず,医療経済まで広い分野の先生から放射線科の未来を見据えた貴重な講演を聞くことができました.患者さん側からの視点と価値を意識することが大事だということを認識し,明日からの医療につなげようというモチベーションのあがる学会でした.参加できて良かったです。
森菜緒子

任先生のポスター発表ブースにて,右から麦倉俊司先生,座長の田村亮先生,任海楠先生,森菜緒子,影山咲子先生と.

4月1日、新年度朝カンファレンス

新年度になり、5名の医師があらたに着任いたしました。
朝カンファレンスは、BSLの5年生、高次修練の6年生、留学生も交えて行われます。
カンファ後に、成育医療研究センターにて小児放射線を3年間修行して戻ってきた青木先生の挨拶です。

平成30年末にThe International Atomic Energy Agency (IAEA)と日本国内の11の大学と医療機関が、途上国の核医学領域の人材育成で合意しました。

平成30年末にThe International Atomic Energy Agency (IAEA)と日本国内の11の大学と医療機関が、途上国の核医学領域の人材育成で合意しました。今回、実際のワークショップの開催、実習プログラム等を決定するためのコンソーシアム会合が、平成31年2月21日、22日、日本橋ライフサイエンスビルディング、日本橋ライフサイエンスハブで開催されました。IAEAからはDr. Diana Paez, Dr. Abdulghani Shakhashiroが出席されました。東北大学からは、高瀬教授、私、CYRICの田代先生が出席しました。各施設から特色、受け入れ人数等をプレゼンし、質疑・応答が行われ、東北大学病院とCYRIC、南東北BNCT研究センターが共同で、短期実習生を受け入れることになりました。核医学領域における国際貢献の一助となれば幸いです。

高浪健太郎

3月22日から28日にテキサス州オースチンで開催されたSIR(Society of Interventional Radiology)のcategorical courseにて ”CT-guided and transvenous radiofrequency ablation for primary aldosteronism”の演題にて、高瀬教授が講演をしました。

Y-90の肝動脈放射線塞栓術や前立腺肥大の塞栓術等がトピックで5000人規模の活発な学会でした。
テキサスのBBQは有名で、オースチン空港にも店があり、帰国日もとどめのBBQ入り朝タコスです。
高瀬 圭

2019年3月7日、8日に仙台国際センターにて、本学消化器外科学の海野倫明教授を会長に、第55回日本腹部救急医学会総会が行われました。

2019年3月7日、8日に仙台国際センターにて、本学消化器外科学の海野倫明教授を会長に、第55回日本腹部救急医学会総会が行われました。
当医局からは、東北大学病院の佐藤友美先生、竹田総合病院の松永賢一先生、岩手医科大学の高木英誠先生がイメージインタープリテーションセッションの回答者として出場しました。
回答前の緊張の3名と、セッション後の出題者を交えての記念写真です。
佐藤友美先生は写真のように冷静に回答し、割り当ての2問とも見事正答しました。
当科からは、清治和将先生と高瀬が「IVRで使う最新デバイスと技術秘技」のシンポジストを行いました。
救急医学に不可欠の画像診断とIVRを複数診療科で勉強する実りある会となりました。

高瀬 圭



2月18日に白衣授与式が行われ、新しくstudent doctorとなった4年生がBSLの実習を開始しました。

放射線診断科の凍結手術(cryoablation)で背中の皮膚にお湯をかけて温めています。

2018年度医学研究PBL第3クール

リサーチマインドを育む医学教育体制の構築の一つのプログラムとして,医学部2年生を対象としてProblem-based learning (PBL)が行われています。今回も講義を行ってきました。
テーマは「リンパの科学と画像診断の挑戦」です。乳癌腋窩リンパ節診断は臨床医の非常に関心の高いテーマですが,画像診断としては非常に難易度の高い領域です。Gグループ1-3班の学生さんにどのような研究が今後必要か,考えてもらいました。学生さん達は,一人一人自分の頭で考え,改善のための案を考えてくれました。リンパ管新生法,リンパ節塞栓法,リンパ行性薬剤投与法など斬新なアイディアを沢山出していただきました。今年の学生さんも熱心で独創性が高く,こちらも大変勉強になりました。
最終週,発表会がありましたがどのグループも議論が盛り上がり,2グループが受賞しました。1グループは最優秀賞,1グループは優秀賞です。講師としても大変有意義な時間を過ごせました。
森菜緒子

発表会終了後,G1,3グループの学生さん達と記念撮影

当科の大学院生 森下陽平先生の論文が掲載されました。

当科の大学院生 森下陽平先生の論文Atrophy of the ipsilateral mammillary body in unilateral hippocampal sclerosis shown by thin-slice-reconstructed volumetric analysisがNeuroradioogyに掲載されました。
PubMed

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