東北大学病院 放射線診断科

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教室だより

RSNA2018参加記  森菜緖子

11/25日曜日から11/30金曜日までシカゴにて開催されていたRSNA2018に参加しました.
東北大学からは植田琢也先生,明石敏昭先生,越智純子先生,森菜緒子が参加しました.

以下の4つの演題がScientific poster およびScientific presentationとして発表されました.

【Scientific poster】
T1rho of malignant glioma can be a biomarker of IDH1 and ATRX immunohistochemical stainability (明石敏昭)

Empirical mathematical model for dynamic Contrast-enhanced MRI in patients with rheumatoid arthritis: a novel technique to monitor the clinical disease activity (越智純子)

Histological whole-slide imaging for invasive breast cancer: A novel technique to obtain quantitative parameters correlating with the apparent diffusion coefficient (森菜緒子)

【Scientific presentation】
Ultrafast dynamic contrast-enhanced MRI for detection of invasive components in cases of breast ductal carcinoma in situ by biopsy (森菜緒子)

会場では,同門の先生,他大学の先生とお会いし,近況や研究の動向についてお話しました.
当科にて学位を取得し,現在はトロント大学小児放射線部門のスタッフになられたMata Daddy先生にもお会いしました. 小児放射線領域で臨床の勉強,論文執筆ともにがんばっている,とのことを聞きこちらもモチベーションがあがりました.
参加されている先生方はそれぞれ高い目標を持って頑張っていらっしゃり,良い刺激を受けました.


発表後,指導教官であるシカゴ大学放射線科 阿部裕之教授,座長のMann先生,京都大学,東京医科歯科大学の先生方と


Mata先生,東北大のメンバーとLearning Centerにて

論文掲載

助教森菜緒子先生の論文「Perfusion contrast-enhanced ultrasound to predict early lymph-node metastasis in breast cancer.」がJJRに掲載されました。
https://link.springer.com/article/10.1007/s11604-018-0792-6.

論文掲載

助教森菜緒子先生の論文「Ultrafast Dynamic Contrast-Enhanced Breast MRI: Kinetic Curve Assessment Using Empirical Mathematical Model Validated with Histological Microvessel Density.」がAcademic Radiologyに掲載されました。
PubMed.

論文掲載

助教森菜緒子先生の留学中の論文「Diagnostic value of electric properties tomography (EPT) for differentiating benign from malignant breast lesions: comparison with standard dynamic contrast-enhanced MRI.」がEuropean Radiologyに掲載されました。
PubMed.

論文掲載</h4> 助教森菜緒子先生の留学中の論文「Fast Temporal Resolution Dynamic Contrast-Enhanced MRI: Histogram Analysis Versus Visual Analysis for Differentiating Benign and Malignant Breast Lesions.」がAJRに掲載されました。
PubMed.

夏の定期食事会

森研究グループで恒例の夏の食事会を行いました。工学研究科修士2年生,医学科5年生,4年生,3年生,1年生,留学生,秘書さんの総勢11人での賑やかな会でした。学部を越え,年齢を越え,国境を越えて約3時間の情報交換,学問への熱い思いからたわいもない話,盛り上がりました。熱心な学生さん,秘書さんの支えで研究が進んでいることを実感しました。みんなとモチベーションを共有し,研究を続けていこうと思います。

森菜緒子

「12th CONGRESS OF THE WORLD FEDERATION OF NUCLEAR MEDICINE AND BIOLOGY」 高浪 健太郞

2018年4月20-24にメルボルンで開催された世界核医学会に参加してきました。
前立腺癌に対する内照射治療、Ga-68を用いたPET診断、全身同時撮影PETの構想等、最新の核医学について学ぶことができました。
また、期間内に同会場で行われたアジア核医学会の専門医試験を受験しました。
試験には選択式の筆記試験、提示された症例・画像に対する読影レポートの作成、症例に関する口頭試問、ポスター発表および質疑応答が含まれ、2日間にわたって行われました。当然ながら全て英語のため緊張しましたが、無事合格することができました。合格率は6割前後だったようです。
また、45歳以下の合格者を対象としたTravel Awardをいただくことができました。
学会参加を通じて日本以外の核医学診療を知ることができ、他施設の先生方とも交流することができました。このような貴重な機会を与えてくださった放射線診断科の高瀬教授、スタッフの先生方、試験に関する情報をくださった藤田保健衛生大学の外山先生、鳥取大学の石橋先生に深謝申し上げます。

第77回日本医学放射線学会総会Cypos賞(ブロンズメダル)受賞

2018年4/12-15,パシフィコ横浜で開催された放射線学会総会に参加してきました。Cyposの一般演題としてQuantitative analysis of histological whole slide imaging of invasive breast cancer: a novel technique to correlate with apparent diffusion coefficientを発表し,ブロンズメダルをいただくことができました。本研究は,乳癌の拡散強調画像のADC値と相関しうる病理学的パラメータを検証するために,東北大学病理部井上千裕先生,東北大学医学科6年小池大吾君の協力のもと,乳癌のwhole slide imagingの定量解析を行ったものです。約3年前から毎週火曜日小池君と病理部に通い,計測を行いました。図は,乳癌の細胞質,間質,核を免疫染色の色味を使って抽出したものです。結果としては,間質の面積比がADC値と相関する,ということが分かりました。病理部の先生,学生さんと協力して行った研究成果を発表し,賞をもらうことができて大変うれしいです。今後もこのような共同研究を継続していきたいと思います。
森菜緒子

2月16日(金)、星陵オーディトリアムにて平成29年度 最終講義が開催されました。

医学系研究科 保健学専攻 生体応用技術科学講座 画像診断学分野 教授 石橋忠司 先生が「画像診断と私:技術学の進歩とともに」という演題で発表されました。

【平成29年度 最終講義】
日時:平成30年2月16日(金)午前10時から
場所:医学部百周年開設記念ホール 星陵オーディトリアム 講堂

  「画像診断と私:技術学の進歩とともに」
          画像診断学分野 教授 石橋 忠司 先生

2018年度の4年次講義が、前倒しで2月5日より始まりました。

昨日は高瀬先生の「臨床放射線医学総論」からスタートし、最後の高浪先生の「核医学総論」まで、学生の皆さんは熱心に受講していました。

【CRIETOが支援する研究シーズ17】マイクロバブルを用いた造影超音波画像定量解析による乳癌微小転移リンパ節診断法の確立

2013年から行っている乳癌腋窩リンパ節の造影超音波による転移診断の研究が,CRIETOが支援する研究シーズとして紹介されました。今まで,CTやMRI,非造影の超音波では診断が難しかった早期のリンパ節転移を,造影超音波を行って診断する,という内容の研究です。本研究は医工学研究科小玉研究室との共同研究としてスタートし,複数の企業様(東芝メディカルシステムズ,富士フイルム株式会社,根本杏林堂),および研究内容に同意し,参加してくださったボランティアの方々,乳癌患者様,研究の支援をしてくださる方々(藤本裕美さん,学生の研究支援要員,CRIETOの方々)のご協力により進んでいます。重ねてお礼を申し上げます。

【CRIETOが支援する研究シーズ17】
マイクロバブルを用いた造影超音波画像定量解析による乳癌微小転移リンパ節診断法の確立(PDF)
森菜緒子

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