東北大学病院 放射線診断科

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北日本地方会受賞

当科大学院生の太田瑛梨先生の演題“前立腺癌監視療法逸脱予測におけるmpMRIの意義”が第143回日本医学放射線学会北日本地方会優秀演題賞を受賞しました。

第143回日本医学放射線学会北日本地方会開催と当科からの演題発表

第143回日本医学放射線学会北日本地方会

Web開催 日 程2020年11月6日(金)~11月30日(月)
が開始されました。当科からは以下の7演題が発表されています。

1.経過観察中に骨化し、自然消退した非骨化性線維腫の一例
山森瑛子、常陸 真、綿貫宗則、高瀬 圭

2.FDG PET/CTで乳腺にびまん性高集積が認められた3例
直井純一郎、高浪健太郎、前川由依、木曽啓祐、齊藤美穂子、高瀬 圭

3.関節リウマチ薬物治療効果判定に有効な手関節ダイナミックMRIのパラメータ検証
森菜緒子,森優,井上麻美,常陸真,麦倉俊司,高瀬圭

4.膵癌の病理組織学的予後因子とMRI拡散強調画像ADC値の関連性
平澤南波、森菜緒子、任海楠、麦倉俊司、高瀬圭

5.周術期DWIとQSPECTによるくも膜下出血治療後の予後予測
麦倉俊司,森菜緒子,藤村幹,高瀬圭

6.前立腺癌監視療法逸脱予測におけるmpMRIの意義
太田瑛梨,森菜緒子,山下 慎一,麦倉俊司,高瀬圭

7.自然言語処理に基づく放射線読影レポートの分析:膵癌と自己免疫性膵炎の症例から
柳澤裕太,森菜緒子,任海楠,麦倉俊司,高瀬圭

医学部の学生さん,若手,大学院の先生方が非常にレベルの高い発表を行っています。

当科大学院生の任海楠先生が東北大学ブースター研究奨励賞優秀賞を受賞しました。

“MRIとゲノムワイド関連解析を用いた機械学習による早期膵癌検出プログラムの構築”です。
任ちゃん,おめでとうございます。


公益社団法人日本医学放射線学会専門医研修プログラム
超音波e-learning作成のための画像使用に関する「情報公開文書」

教育に用いられる試料・情報の利用目的を含む情報を対象者等に公開し、対象となる試料・情報の利用又は他の組織への提供について、対象者等が拒否する機会を確保するものです。

対象
2020年4月以降に東北大学病院にて超音波を施行された患者様

使用目的
日本医学放射線学会では,専門医育成のための超音波のe-learning作成を行っています.超音波で診断可能な代表的な疾患の動画を収集し,匿名化を行った上で画像所見 をwebsiteに登録し,専攻医が勉強するシステムです.画像は匿名化して用いるため,個人が同定されることはありません.

試料・情報の種類
年齢,性別,病歴,診断,超音波動画画像

使用組織
日本医学放射線学会,教育委員会,超音波のe-learning作成のためのワーキンググループ,専攻医,指導医

お問い合わせ先
本情報利用に関するご質問等がありましたら下記の連絡先までお問い合わせ下さい。
また、試料・情報が当該教育に用いられることについて患者さんもしくは患者さんの代理人の方にご了承いただけない場合には対象としませんので、下記の連絡先までお申出ください。その場合でも患者さんに不利益が生じることはありません。

連絡先責任者: 高瀬圭
東北大学病院 放射線診断科
〒980-8574
住所 宮城県仙台市青葉区星陵町1-1
TEL :022-717-7312 FAX :022-717-7316

論文が掲載されました

当科大学院生 影山咲子先生の論文Gaussian mixture model-based cluster analysis of apparent diffusion coefficient values: a novel approach to evaluate uterine endometrioid carcinoma gradeがEuropean Radiologyに掲載されました.
https://link.springer.com/article/10.1007/s00330-020-07047-6

論文が掲載されました

当科助教 森菜緒子先生の論文Turbo Spin-echo Diffusion-weighted Imaging Compared with Single-shot Echo-planar diffusion-weighted Imaging: Image Quality and Diagnostic Performance in Differentiation between Ductal Carcinoma In Situ and Invasive Ductal CarcinomaがMagnetic Resonance in Medical Sciencesに掲載されました.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32147641/

論文が掲載されました

メディカルメガバンク教授 麦倉俊司先生の論文Relationship between decreased cerebral blood flow and amnesia after microsurgery for anterior communicating artery aneurysmがAnnals of nuclear medicineに掲載されました.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/31989467/

論文が掲載されました

当科助教 森菜緒子先生の論文Non-mass enhancement breast lesions: diagnostic performance of kinetic assessment on ultrafast and standard dynamic contrast-enhanced (DCE) MRI in comparison to morphology evaluationがAmerican Journal of Roentgenologyに掲載されました.シカゴ大学阿部裕之先生のところでの共同研究です.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/32452698/

第79回日本医学放射線学会総会web参加記

任海楠,森菜緒子
本年度の放射線学会総会は,COVID19感染拡大への対応によりweb開催になりました.みなで横浜に行っての参加を楽しみにしたのでがっかりしましたが,今回のweb開催の学会は大会長の先生方,開催事務局の方々のおかげで参加型の楽しめるコンテンツが盛りだくさんでした.Webでの講演の閲覧は,じっくり何度も見ることができ,非常に勉強になりました.開催事務局の先生方には,本当に感謝致します.

東北大学放射線診断科では,以下の演題,受賞がありました.

・Cypos賞ブロンズメダル
Combinations of Unenhanced Magnetic Resonance Imaging sequences: Effectiveness in detection of Small Pancreatic Ductal Adenocarcinoma
任海楠,森菜緖子,高橋弓平,麦倉俊司,高瀬圭

・Unenhanced MRI sequence model constructed using Boolean operator to detect small pancreatic adenocarcinoma
臼崎啄磨,森菜緖子,麦倉俊司,任海楠,高瀬圭

・Quantitative analysis of high-resolution 3D-T2 weighted images for the diagnosis of early lymph node metastasis of breast cancer
清水宏明,森菜緖子,高澤千晶,麦倉俊司,高瀬圭

・Cypos賞プラチナメダル
Biomarkers for Low-Grade Ductal Carcinoma In Situ: Results of Texture Analysis in Ultrafast MRI
森菜緖子,阿部浩之,麦倉俊司,高瀬圭

・JJR Excellent reviewer award
大田英揮先生 

・栗林研究奨励賞
心臓血管放射線画像診断領域
高木英誠先生
Left Ventricular T1 Mapping during Chemotherapy-Radiation Therapy: Serial Assessment of Participants with Esophageal Cancer(Radiology. 2018 Nov;289(2):347-354.)

・JJR最優秀論文賞
森菜緒子
Perfusion contrast-enhanced ultrasound to predict early lymph-node metastasis in breast cancer(Japanese Journal of Radiology. 2019; 37(2): 145-153.)

以下,任先生の感想です.
この度、5月にweb開催となった日本放射線総会に参加させていただきました.演題「小型膵癌の検出に有用な画像診断法について」の受賞プレゼンをいたしました.コロナに脅かされるさなか,このような発表できる機会があってありがたく思っております.画面越しに映った審査員,発表者の先生方々もなんだか不思議に感じました.日本語で質疑を受けるのは流石に緊張しましたが,審査員の先生方が熱心に自分の演題に興味を抱けること,丁寧に指摘してくださったこと,森菜緒子先生の親しい補い助け,この全てら私にとって貴重な訓練と経験になりました.また,医学研究の科学性と実用性についても考えさせられました.知れば知るほど課題が多くなっていき,新たな革新が常に求められていることも実感しました.この気持ちを噛みしめながらこれからも励んで行きたいと思います!
Web受賞講演に2人で参加

令和2年度に4年生になる学生の臨床講義が始まりました。

1月27日から28日にかけて行われた放射線医学総論と画像解剖の講義4コマの授業です。
地球ゴマを使っての磁気共鳴の説明や模型とCT画像での画像解剖の講義風景です。

2019年10月より、東北大学病院ではスマートホスピタルプロジェクトを推進しています。

12月10日には、画像診断学分野(放射線診断科兼務)の植田教授によるAI Labが開設されました。
院内プレスリリース(https://www.hosp.tohoku.ac.jp/wp-content/uploads/2019/12/bfb9ad537eb93285717b473288981563.pdf

1月13日に、日本医療研究開発機構の方々が、高瀬教授の新規医師主導治験1

(AMED研究費医療機器開発推進研究事業)のキックオフミーティング・サイトビジットにお見えになりました。
AMED採択情報(https://www.amed.go.jp/koubo/02/01/0201C_00055.html
CRIETOシーズ情報(https://www.crieto.hosp.tohoku.ac.jp/seedlist/#section03

IAEAによる仙台での研修生Scientific Visitがあり、11月8日は放射線診断科が担当しました。

高瀬教授、高浪助教、齊藤助教によるLectureや関連施設見学、お寿司ランチを行いました。

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