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東北大学病院 放射線科専門研修プログラム
放射線治療または放射線診断・IVRのどちらに進むにしても最低限必要となる放射線医学の基礎を習得するためのプログラムです。当プログラムは日本専門医機構による承認を得ており、研修を終了すれば放射線科専門医試験の受験に必要な研修条件を満たすことができます。研修体制
東北大学病院放射線科を専門研修基幹施設として、専門研修連携施設及び専門研修関連施設から構成される専門研修施設群を統括するプログラムです。研修期間は3年間です。修了後は放射線治療科または放射線診断科の専門研修プログラムに移行することが出来ます。
対象
原則として初期研修終了後の卒後3年目あるいは4年目の医師を対象としますが、5年目以降の医師も適宜相談に応じます。初期研修における研修病院や放射線科選択の有無は問いません。基幹施設
東北大学病院 放射線診断科・放射線治療科専門研修プログラム統括責任者(指導医):
高瀬 圭(放射線診断科長)
専門研修指導責任者(指導医):
神宮啓一(放射線治療科長)
専門研修連携施設
国立病院機構仙台医療センター、東北医科薬科大学病院、仙台市立病院放射線科、東北労災病院放射線科、宮城県立がんセンター放射線科、仙台厚生病院放射線科、仙台赤十字病院放射線科、宮城県立こども病院放射線科、JR仙台病院放射線科、仙台市医療センター仙台オープン病院放射線科、JCHO仙台病院放射線科、大崎市民病院放射線科、石巻赤十字病院放射線科、仙台総合放射線クリニック、脳疾患研究所総合南東北病院放射線科、竹田綜合病院放射線科、白河厚生病院放射線科、秋田県立循環器・脳脊髄センター、岩手医科大学病院、岩手県立中部病院放射線科、岩手県立磐井病院放射線科、仙塩利府病院放射線科、岩手県立胆沢病院放射線科、十和田市立病院放射線科研修関連施設
せんだい総合健診クリニック研修プログラム
放射線診断領域では各臓器の画像診断について幅広く学んでいく必要があります。各症例について、診断レポートを自ら作成し、指導医によるチェックを受けながら、知識を深めて行くことができます。希望者はマンモグラフィ読影についての修練を行い、乳癌検診読影資格を取得できます。また血管造影・IVRの適応や技術の習得を目指した研修も行います。本プログラムでは脳神経以外の全ての領域の研修を行うことができます。癌の塞栓術・動注療法・ラジオ波凝固療法、子宮塞栓術、動脈瘤や術後出血などに対する動脈塞栓術、血管形成術、経皮的椎体形成術、異物除去、CTガイド下生検術・ドレナージ留置などがあります。いずれの場合も連携・関連病院をローテートすることによって、いわゆるcommon diseaseから稀な症例や専門性の高い疾患まで幅広くカバーするようにプログラムを組んでいます。放射線治療領域も多臓器・多疾患を対象としており、治療法も多岐にわたることから、その適応や最適な治療法・線量の判断ができるよう研修を行います。東北大学病院は年間新患数が1100例を超える本邦有数の施設であり、かつ30床を越えるベッドを持つことから化学療法併用の実際や放射線障害の管理の仕方まで学ぶことができます。体外照射の他、密封小線源治療や非密封放射線治療(RI)の施設も充実しています。当施設の医学物理室と共同で治療装置の特徴などを学ぶことも可能です。また、地域医療の特性を学ぶため連携病院でのローテートもプログラムに含まれます。希望者は日本がん治療認定医も取得することができます。
処遇
東北大学病院医員(非常勤医師)となります。当直勤務は月2回程度(当直手当あり)です。また任意のタイミングで大学院へ入学し学位取得を目指すことができます。その場合、身分は学生となりますが、診療に対しては別途報酬があります。
連携病院での研修中は各病院職員となり、給与などは各病院の規定に準じます。
いずれの場合も連携病院での外勤や時間外診療などにより十分な収入が確保できるよう調整します。
より詳しい情報はこちら(プログラム冊子PDF)
応募要項
募集定員
10名応募資格
初期臨床研修を終了した者、もしくは研修開始年の3月までに修了見込みの者(研修開始の要件として、日本医学放射線学会への入会が求められます。)
応募方法
日本専門医機構のウェブサイトに登録後、必要書類を提出していただきます。詳細は下記の連絡先へ問い合わせて下さい。応募期間
例年11月頃に一次募集が始まります。正確な募集期間は上記サイトを参照して下さい。※応募の前に東北大学病院放射線科までご連絡ください。
選考方法
書類審査および面接により選考します。試験の日時・場所等は応募者に個別に連絡します。放射線診断専門研修カリキュラム
2021年時点では日本医学放射線学会が認定していますが、2022年度研修開始の医師から、管轄が日本専門医機構となります。放射線診断専門研修はカリキュラム制で行われます。当科では、新しい制度においても、東北大学病院放射線診断科で責任を持って診断専門医取得のためのカリキュラムを用意しています。
問い合わせ先
連絡窓口勝又 恵美(医局秘書)
ダイヤルイン:022-717-7312
FAX:022-717-7316
e-mail secretary*rad.med.tohoku.ac.jp [*]を@に変えて下さい。
専門研修プログラム統括責任者
高瀬 圭
(放射線診断学分野教授、放射線診断科長)
E-mail:ktakase*rad.med.tohoku.ac.jp 「*」を@に変えて下さい。
専門研修指導責任者
神宮啓一
(放射線腫瘍学分野教授、放射線治療科長)
E-mail:kjingu-jr*rad.med.tohoku.ac.jp 「*」を@に変えて下さい。