東北大学病院 放射線診断科

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仕事と子育て

 同じ医局に所属していても個々人の家庭事情は異なります。当科では各自の事情を考慮して、柔軟な働き方ができるよう相談に乗っており、育児をしながら働いている医局員もたくさんいます。また、育児をサポートするような大学病院の仕組みもあります。
仕事と育児と両立しながら働く医局員の一例をご紹介します!

 卒後7・8年時、妻の出産前後の1ヶ月と、妻(産婦人科医)の復職支援目的で育休を3週間取得しました。病棟や担当患者がいないので産休や育休は取りやすい方だと思います。 (男性医師T)

 小さな子供をかかえ、かつ医師としてブランクが長い状態で入局しましたが、大変温かく迎え入れていただきました。教授をはじめとして、個々の家庭状況等に応じた働き方を相談できる体制があります。また、大学病院には短時間勤務制度があり、育児に限らず、家族の介護、自身の病気などの理由で常勤が難しい場合には活用することができます。
 入局する際に「放射線診断科は自分の勉強力である程度力をつけられる」と先輩医師に教えられました。その言葉を胸に、家庭でも家事等の隙間時間を見つけながら少しずつでも勉強することを心がけ、2人の子供を育てながら無事に診断専門医も取得することができました。 (女性医師N)

 3人目の出産を経て復帰するにあたり、保育休暇という制度を利用しました。保育休暇は、東北大学における出産・育児支援制度の一つで、1歳未満の子を養育している場合にその子の保育のために必要と認められる授乳等を行う場合、1日2回それぞれ30分以内で休暇を取れる制度です。身分によって有給、無給の違いはありますが、子が1歳になるまで利用することができます。私の場合は、3人分の送迎が復帰する際の一番の懸案事項だったので、出勤を30分遅く、退勤を30分早くする形で利用しています。たかが30分かもしれませんが、気持ちに余裕ができ、助かっています。 (女性医師S)

 私は市中病院で研修中、放射線科2年目で大学院へ入学、第1子を出産し、翌年入局しました。まもなく主人が海外留学しましたが、周囲の先生方のご理解とサポートのおかげで自分なりに続けることができ、無事放射線科専門医や学位を取得できました。一人では限界があるため市の育児サポートや病児・病後児保育、一時保育など、多くの方に支えてもらいながら両立を目指してきました。途中、勉強のため関連病院への転勤もありましたが、私の状況にご配慮下さり無理なく勤務させていただきました。
 主人の帰国後も家庭の事情にご配慮いただき、今年は第2子出産のための産休もいただきました。復帰後も自分のペースで勤務しながら、現在は放射線診断専門医の取得に向けて日々勉強中です。勉強時間の確保が難しくやはり勉強不足を日々痛感しますが、一つ一つの症例にしっかり向き合いながら、不器用な自分なりにも成長していきたいと考えています。 (女性医師K)

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