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留学
シカゴ大学放射線科、Breast Imaging SectionにResearch Scholarとして留学中です
嶋内亜希子（大学院4年生）
嶋内亜希子（大学院4年生）
肩書きは2006年当時のものです
2005年5月よりシカゴ大学放射線科 (http://www.radiology.uchicago.edu/)、Breast Imaging SectionにResearch Scholarとして留学中です。シカゴはイリノイ州にある米国第3の都市でして、街の東側にはミシガン湖が広がっております。長くて寒さの厳しい冬、比較的蒸し暑い夏、というように過ごし易いとは言いがたい気候ですが、住む人達はフレンドリーな人柄のようです。
シカゴ大放射線科、Breast Imaging Sectionのスタッフは教授・助教授・阿部裕之先生を含めた常勤の先生が4人、非常勤の先生が2人いらっしゃり、今年秋から新しいFellowの先生が加わります。
業務は乳腺外来や生検（超音波やステレオ、MRIガイド下）、スクリーニングマンモグラフィ読影、MRI読影と充実しており、週に一度外科や病理、腫瘍内科の先生方との合同カンファランスがありますので、放射線科医の意見が方針に直結する点やフィードバックが即座に得られる点が非常に勉強になっております。ただし、False-Positiveがあったりすると外科の先生から厳しい突込みが入ったりもしますし、生検の結果を（悪性の場合）必ず患者に直接電話で伝えなければならない等、放射線診断医の責任の重大さも感じております。
研究テーマとなる乳腺MRIは週に15例程度と症例数が非常に多く、今夏からは新しいMRIが2台入る予定になっております生活に関しましては、最近になり日本ではあまり経験しないであろうトラブルにもいくつか遭遇していますが、positiveに考えますと初めは自信がなかった英語での電話も必死になると何とかなるものだということが分かりました。先人の方にはネタにするくらいの勢いで乗り越えるようアドバイスされております。こちらでの生活を楽しみつつ、研究面でも充実した留学生活を送ることができればと考えております。