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学会参加記
RSNA Student Travel Award受賞報告
高木英誠＠岩手医科大学
RSNA 2016にてStudent Travel Awardを受賞したので報告します。演題名は“Evaluation of Radiation-induced Cardiac Injury based on Native T1 and Extracellular Volume Fraction (Native T1と細胞外容積分画を用いた放射線心筋傷害の評価)” で，食道癌に対する放射線照射後の心筋傷害を心臓MRIのT1マップを用いて評価した研究です。発表が最終日でありあいにく聴衆は少なかったですが，moderatorの方にはinterestingとおしゃって頂きました。Student Travel Awardについてですが，今回のRSNA2016からScientific Presentation に設けられた若手研究者対象の賞で，具体的には抄録提出時に，① 学士ないし博士課程の学生，もしくは② フルタイムで臨床トレーニングコースに従事するtrainee，③ 博士号を取得し3年未満のポスドクのtrainee，のどれかに該当する必要があります（詳細はガイドラインを参照）。これまでScientific Presentationの賞はTrainee Research Prizeの40名程度の狭き門でしたが，Student Travel Awardは対象が400名程度であり，これまでに比べかなりハードルが低くなったと思います。来年以降継続されるかはわかりませんが，Trainee Research Prizeと違いdetailed abstractの作成などは不要なので比較的応募もしやすいと思います。条件に合致するかたは積極的に応募することをお勧めします。
最後になりますが，本研究は対象として放射線治療科の先生に患者のリクルートをして頂いており，この場をお借りして厚く御礼申し上げます。また発表のチャンスを与えてくださった放射線科診断科の先生，特に直接指導してくださった大田英揮先生にも厚く御礼申し上げます。
来年のRSNAの抄録締切は4月12日シカゴ時間です。
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