東北大学病院 放射線診断科

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学会参加記

第137回 日本医学放射線学会北日本地方会参加記

2017.10.16. 森菜緒子

 10月13日(金曜),14日(土曜)に北日本地方会が艮陵会館で開催され,東北大学医学部5年小池大吾君がデビューセッションで乳癌における拡散強調画像ADC値と病理学的なパラメータの対比について発表しました。小池君は放射線診断科の研究補助員として2年生から来てくれている学生さんです。約1年前から,病理部でwhole slide imaging systemと画像解析ソフトを用いた乳癌の組織成分測定をしてくれていました。今回は乳癌の組織成分測定値とMRI拡散強調画像のADC値が相関することを発表してくれました。解析には,病理学的な知識のみならず,パソコンを使用するコツも必要で,非常に根気よく作業をしてくれました。さらに何度も放射線科のMRI室に足を運び,スライド作成と発表の練習もしました。本番では,はじめての学会発表だったにも関わらず,堂々と質問にも答え,逞しさを感じました。
 本研究は,高瀬教授,高橋昭喜名誉教授のご指導をいただき,そのほか秘書の藤本裕美さん,研究補助員の学生さん達(張昌模君,山岡茉莉さん,市田大弓君,高橋久平君,澤口真由さん,八重樫日菜子さん,渡邊一史君)の協力により進めることができたものです。皆様に感謝します。

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