東北大学病院 放射線診断科

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学会参加記

GJRA 18th Workshop 参加記:木下 知

GJRA 18th Workshop

  6月2-6日にドイツ・ミュンヘンにて開催されたGJRA Bi-Annual Meeting 2016 The 18th Workshop of the Japanese- German Radiological Affiliationに参加してまいりましたのでご報告いたします。このWorkshopは2年に1度、ドイツと日本で交互に開催されているもので、今回は当科からは大田先生、大村先生、木下が参加しました。私は"Radiofrequency bipolar ablation therapy for primary aldosteronism patients - Investigator initiated exploratory clinical trial - "の題で、副腎腺腫のRFA治療の探索的治験8例の結果をまとめたものを発表いたしました。今回のこのWorkshopは61の演題と、各分野のエキスパートの先生方による4つのkey note lectureからなり、分野もCT/MRI等の画像診断、核医学、IVR、放射線治療と多岐に亘りました。ドイツ国内の現在のhot topics も窺い知ることができ、興味深く思いました。GJRAでは二国間の交換留学プログラムも運営しています。二つの大学間でお互いに留学生を派遣し合う一対一対応のため、二つの大学間での絆が深まることもこのプログラムの特徴だそうです。Workshopではこのプログラムを利用した留学生の研究内容や現地での生活を紹介するレポートの発表も行われ、これから留学を考えている人にも参考となる内容となっていました。最終日にはEttal修道院、Linderhof 城、Zugspitze山やAndechs修道院などを巡るツアーも行われました。特にAndechs修道院内の礼拝堂で聴いた荘厳なパイプオルガンが印象に残っています。またAndechs修道院はビール醸造所としても有名で、オルガンコンサートの後に頂いたビールもとても美味しかったです。今回参加させていただいたこの会は通常の学会とは異なり参加者が少数のため、ドイツ側の参加者だけでなく、日本の他施設のベテランの先生方からも気さくに話しかけていただき、そういった面でも貴重な機会を与えていただきました。


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