東北大学病院 放射線診断科

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学会参加記

ECR2017 参加記 : 樋口 慧

初めてECRに参加して

私はECRには今回が初参加でしたので、そのフレッシュな印象を交えて学会の報告をさせて頂きたいと思います。
まず、会場に入って目に飛び込んでくるのは紫色のライトに照らされた花と骸骨。間違ってナイトクラブにでも入ったような不安感とともに、ECRはこんなに独特な雰囲気なのかと思いましたが、今年が特殊だそうです。会場は本会場が3階分と別にM棟という別棟に3階分あり、非常に広く感じました。
昨年から始まったThe Voice of EPOSというポスター発表セッションの会場は3つあり、そこでは各分野別のセッションと各国別のセッションが行われていました。国別の発表では母国語で発表可ということもあり、それぞれの国の方々が集まる場となっていました。中でもJapaneseのセッションは1日目から4日目まで毎日あり、日本人のEPOS参加の多さが良くわかりました。一方で自分の発表が「成人先天性心疾患に関してgeneral radiologistが知っておくべきこと」という教育的な演題だっただけに他の国の方々にも聞いてもらいたかったという気持ちがあり、英語で発表させて頂きました。すべての発表はOnlineで閲覧できるので、見逃したり、気になる発表は後でも視聴できるようになっています。

私は主に心臓に関する発表を聞いて回りましたが、新しい視点を示唆する発表もたくさんあり、良い刺激になりました。また、ヨーロッパの方々は意外と英語を苦手にしている人も多いことが分かり、英語が得意でない私も勇気が湧きました。普段からもっと英語を勉強して今後参加する海外の学会で他の人の発表をより深く理解し、discussionできる様になりたいと思いました。このような機会を与えていただいた高瀬 圭教授や大田 英揮先生には心から感謝しています。

昨年、日本からウィーンへの直行便がなくなってしまい、アクセスは悪くなってしまいましたが、ウィーンの町並みは美しく、風がないと暖かくて過ごしやすい気候でした。また、夜はあちらこちらでオペラやコンサートが行われる音楽の町です。高瀬教授とも国立オペラ座に行ってきました。普段は刺激されることのない感覚を堪能し、とても充実した初ECRになりました。

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