第128回日本医学放射線学会北日本地方会・第73回日本核医学会北日本地方会

当番世話人あいさつ

新潟大学大学院 医歯学総合研究科
放射線医学分野
青山 英史

当番世話人あいさつ このたび、第128回日本医学放射線学会北日本地方会および第73回日本核医学会北日本地方会の当番世話人を仰せつかりました。新潟での開催は2005年以来8年ぶりの事であり、また私にとっては北日本地方会「世話人」デビューの会となります。私のような若輩者を選出して下さった世話人会の皆様に厚く御礼申し上げます。

  北海道・東北6県と新潟で成り立っている「北日本」は国土の約半分を占める広大な「地方」であり、その南端に位置する新潟にご参集いただくのは、例えば東京に集まるよりもはるかに大変なことです。その様な地理的な負の要素があったにもかかわらず今回は70を超える数多くの演題をいただくことができました。これもひとえに皆様の「北日本地区を大切にする心」の表れであると感じているところであり、大変有難く思っております。

  数多くの研究会や学会がほぼ毎週のようにどこかで行われている昨今、それぞれの会の持つ意義が問われています。その中で本会は、発展途上の研究の手ごたえを他学会にはないアットホームな雰囲気の中で真剣な議論を通して図ることのできる貴重な場であり、また新たに放射線科医や医学物理士になった方々を施設の違いを超えて北日本の仲間として温かく迎える場でもあります。私の知る限りこのような魅力を持った学術集会は他にありません。今回も10名の新たな仲間が当地でデビューすることになっています。彼ら初々しい発表を聞くことを今から楽しみにしています。

  新潟の6月は川面を渡る風の柔らかなとても心地良い季節です。是非、学会会場に隣接した信濃川のほとりを散策し、また時間が許せば古き良き日本の雰囲気を残した古町地区まで足を延ばし、普段の忙しい毎日をしばし忘れ、明日からの診療に向けて英気を養っていただきたいと思います。では新潟お待ちしております。

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