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放射線診断科教授から

 放射線診断科後期研修の概要を本ホームページに示してありますが、進路は人それぞれで公式があるわけではありません。当初から放射線診断医を目指す人、他の診療科を経験してからそれを生かして放射線診断科に転科する人、病理などの基礎医学からの転身、放射線治療科をローテートするうちに画像診断の技術を生かして治療医になる人もいれば、当初治療科で入局したが画像診断が面白くなって診断医になった人もいます。出身大学も様々で、どこの大学出身でも同じように研修をしています。当科で研修を始める年齢も様々で、初期研修終了直後はもちろんのこと、しばらく他科で働いた後に入局した人や、最近では40代後半で入った人もいます。高校教師を経験後に医学部に入学して、保健学科の放射線科教授として活躍した先生もいます。

 私が医師になった平成年代初期には直接放射線科に入局する人と、内科や外科を研修してから放射線科を志す人が半々でした。東北大学では当時は放射線診断科・治療科は「放射線科」というひとつの医局でsubspecialtyとして治療や診断、核医学を選択していました。その後、大学院重点化構想や初期臨床研修必修化、専門医制度機構認定専門医制度開始、等々変化があり、専門医は基本領域の「放射線科専門医」取得後に、「放射線診断専門医」または「放射線治療専門医」のどちらかを選択することになり、より分化が進みました。しかし、放射線診断を専門とする者にとって制度は多少変わっても画像診断、IVR、核医学を生業として診療および研究に貢献することに何ら変わりはありません。

 現在は卒業後に初期研修を経験してから各診療科に進むことになっていますので、初期研修後放射線診断科に進む方法としては、
1. 初期研修後に放射線診断科大学院に進学し、同時に東北大学放射線科専門研修プログラムに登録して研修後、subspecialtyの研鑽を積みつつ研究テーマに沿って学位を取得し、放射線診断専門医を目指す。
2. 大学病院の放射線診断科専攻研修医として東北大学放射線科専門研修プログラムに登録下に、連携病院を含めて放射線診断・治療をローテート研修後、診断科の専門研修を行い、その後は関連病院や大学院に進む。
3. 初期研修後に関連病院放射線科の後期研修医として勤務した後に大学病院の医員もしくは大学院に進む。(専門医の取得には関連病院での後期研修開始時に東北大学放射線科専門研修プログラム登録が必要。)
といった経路があります。もちろん、他科を経験した後の入局も歓迎します。理工学系大学卒業後に学士入学等で医学部を卒業した方も、高度画像診断機器や画像処理機器およびIVRディバイスを扱う当科には向いています。他施設での研修を行いながらの社会人大学院制度もあります。希望者には国内外への留学によりさらに腕を磨いてもらうこともでき、海外の大学でスタッフとして働いている人もいます。臨床を主体として第一線の一般病院に早めに就職する、Academic Radiologyに進む等々、進路は希望と適正に応じて選んでください。

 現在活躍している当科出身の放射線診断医の経歴の例をいくつか下記に挙げますので参考にしてください。

A医師 保健学科田村教授
B医師 11年目
・東北大学関連病院にて2年間の初期研修
・3年目に同病院にて放射線診断科後期研修(社会人大学院1年目)
・4年目に東北大学病院に大学院所属のまま移動し研修と研究継続
・学位および専門医を取得した後、7年目に市中病院放射線診断科勤務
・8年目途中から2年間米国研究留学
・東北大学助教として帰還
C医師 11年目
・東北大学関連病院にて2年間の初期研修
・3年目に東北大学放射線診断科大学院入学、大学病院での研修開始
・6年目にシカゴ大学放射線科留学
・そのまま米国医師免許取得し、シカゴ大学スタッフとして勤務
D医師 21年目
・外科初期研修
・東北大学放射線科大学院
・関連病院放射線科
・仙台市立病院放射線科
・東北大病院放射線診断科
・メイヨークリニック留学
・東北大学病院へ帰還
・市中病院放射線科勤務
E医師 22年目
・放射線科直接入局、院内研修
・東北大学サイクロトロンラジオアイソトープセンター
・仙台社会保険病院
・関連病院放射線科
・国立循環器病センター放射線診療部レジデント
・石巻赤十字病院放射線科
・東北大病院放射線診断科
・フンボルト大学シャリテ病院放射線科留学 ドイツ・ベルリン
・東北大学病院へ帰還

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